一日の流れとやりがい

デイサービスの施設では、毎日健康チェックが行われ、入浴希望者は入浴介護を受けることが出来る。
入浴サービスを楽しみにしている利用者も多いので、重要な仕事と言えるだろう。

入浴後は、施設によっても異なるがレクリエーションの時間になることが多いようだ。
手先の衰えを防ぐために工作や手芸、折り紙などを楽しむ事が出来る。出来上がった作品を、持ち帰って家族に見せるのを楽しみにしている利用者も多いので、やりがいのある時間だ。

午前中の活動が終われば、昼食タイムになる。
栄養価を考えた食事なので、なるべく完食することが望ましいが、無理強いすることのないように注意して食事介助を行うことが大切だ。

午後からは集団で体操やゲームを行うことにより、体の機能維持が計られる。
この際、利用者同士の競争心から争いが生じないよう気を配ることが必要だ。
そのため、一人ひとりの人格や自尊心を尊重し、心から楽しんでもらえるよう計画すべきである。
中には、デイサービスで出会った人と友達関係を築き、会えることを楽しみにしている利用者もいるので、一緒にゲームを楽しめるよう配慮すると喜ばれるだろう。
また、1人で寂しそうにしている人がいないか、目を配ることも大切だ。

夕方になると、再び家まで送り届けることになるが、その日一日、楽しかったと感じてもらえるようにすることこそデイサービスの役割と言えるだろう。
高齢化社会でますますデイサービスの必要が増していくと思われるが、これまで社会に貢献してきた人達を大切にしたいという思いがあれば仕事にもやりがいが生じるはずである。